【ネタバレ有】絢爛たるグランドセーヌ 10巻 感想記事2
秋田書店で発売中の「絢爛たるグランドセーヌ」10巻の感想記事2回目です!
絢爛たるグランドセーヌ(10) (チャンピオンREDコミックス) [ Cuvie ] 価格:648円 |
ちなみに前回はこちらから!
前回は奏ちゃんのコンテンポラリークラスについてでしたが、今回はその続きです。
代行のコンテンポラリークラスの先生の玉木先生。奏ちゃんは先生がレッスン前に言った言葉に引っかかっていたようです。
「公演の準備で寝不足だからって せっかく もらえたお仕事…」
つまり近くに公演があるのか。じゃあ観に行きたい!と奏ちゃんはなるんですよね。
このあたりがまだ可愛いなと勝手に思ってしまいますね。根拠はなくとも若い先生だったら踊りながら教えているんだろうなーと思いますし、公演もそりゃあるだろうと。
普通だったらここまで気にしないところで食いつくのが奏ちゃんの好奇心であり、そこが良いところなんですよね。
自然と無自覚に、貪欲になれるところが良いですよね。
バレエ界に(いや、どこの世界にでもですよね)どこにでもいるような、媚を売るような感じではなくただただ純粋にバレエへの思いで動いているところが、気難しそうなさくらちゃんの心すらも溶かしていったのだと思います。
ということで翔子ちゃんと共に玉木先生の公演に向かう奏ちゃん。
チケットは3000円とのこと。こういう描写がリアルだなぁと。
コンテンポラリー公演の相場はそこまで分からないのですが、安いほうだと思います。
そもそも、玉木先生って何者なの? コンテンポラリーダンスのプロなの? 経歴は?と、さまざまな疑問があるんですが、今回はセミプロとプロとのガラコンサートあたりでしょうか。
それにしてもステージが明らかに小さい。笑
個人的にはライブハウスに見えて仕方ありませんでした。
玉木先生は本人が振り付けた作品をソロで踊るようです。
作品名は「ファンクション」 ステージには椅子が一脚
しかし椅子には座らず、椅子を使って踊る玉木先生
まるで空間を支配するかのような玉木先生の踊りの迫力は凄いようです。
その迫力に感動すると同時に、ファンクション=機能 にも関わらず、椅子を椅子として使わない踊りを目の前で見た奏ちゃんは不思議に思います。
よくわからない (そもそも上演中は作品名を確認していなかったためかな) 作品を見ているのを、字幕の無い外国映画を見ているみたいと感じるのも面白いですよね。
終演後、花束を持って玉木先生のところへ行く奏ちゃんと翔子ちゃん。
先生によると 身体の機能は使って 道具の機能は使わない ことがテーマだそうです。
私だったらたぶんこれ生で見られてもこのテーマに気が付くのは無理だったかなと思うので、さすが奏ちゃんの洞察力って感じですね。
そんなこんなでYAGPからまたひとつ成長した奏ちゃん。
ついにYAGPでゲットした1週間のマルセイユへの短期留学がスタートです。
では、次回もお楽しみに!