Shall We Ballet?

バレエやダンスのことを更新していくブログ。

検証!バレエ公演にかかる費用とは?

バレエ公演……それは私たちにとって至福の時間ではないでしょうか。

クリスマスになれば決まって色々なバレエ団がくるみ割り人形を上演するし、夏になれば各国の海外バレエ団が来日して公演をする日本。

そこで問題はお金ではないでしょうか。

例えば上野の東京文化会館へ公演を観に行こうとなったら、S席は簡単に1万円超えますよね。家族連れ(よくあるお母さんとバレエ姉妹)で行くとなれば3枚(大人1枚と子供2枚)、2万円は超えてしまいます。

チケット代に加えてそこまでの交通費、休憩中に何か飲みたいし、あぁおしゃれしていかなきゃ。それにせっかくおめかししたなら帰りにご飯でも食べて帰る?なんてやっていると一体いくらかかることやら……

それだけかけてもやっぱり観に行きたい。でも、うーん、バレエってお金かかる!

 

ここではバレエにかかる費用の節約術ではなく(そんなものがあるのか置いておいて)

バレエ公演にかかる費用を勝手に検証してみます!

(中の人は単なるバレエ好き学生のため実際そうなのか分かりません)

 

⓪設定 

土日の2日間のバレエ団公演

ガラコンでなく幕もの

 

①会場代金

まずは箱が決まっていないと何も始まらないです。

例えば東京のメルパルクホールだと以下のレンタル料金のようです。

平日(全日は9:00~21:00)
午前 116,640円
午後 278,640円
夜間 392,688円
全日 673,920円

 

土・日・祝日
午前 142,560円
午後 362,880円
夜間 417,312円
全日 777,600円

 

舞台当日のレンタル代と仕込みリハに2日かかるとして(たぶんもっとかかる)

(673,920円×2)+(142,560円×2)=1,632,960円

 

こちらに追加してオプションの楽屋代金もあるからざっと170万円・・・

 

②照明代金

ある一定(バレエが出来るサイズはもう超えている)のサイズを超える会場では業者の照明さんに頼むのが必須となります。逆に演劇などの小劇場ではアマチュアでもOKだったりします。

あまり価格は公開されていないので25万としておきましょう。(発表会ならもっと安いかも。まぁプロの公演という設定だから)

 

 

③設備費など

大体のホールではレンタル料金のほかに設備費がとられることが多いです。

あとはこまごまとした雑費もここに入れておきます。ゴミ袋とかね。

5万円としておきます。

 

④衣装費用

これはバレエ団に以前作ったものがあるとして、そのリメイク代と一部新調するとして10万円かな。ここら辺はだいぶバレエ団の在庫によりますね。

 

 ⑤技術スタッフ

音響さんなどプロを頼むのでここにもかかりますよね。

10万円としておきます。

 

⑥印刷物

キャスト表など印刷物(パンフレットは有料なので別枠で)。

本当にシンプルなキャストだけ載せたモノクロプリント2日分で1万円。

 

⑦移動費

大道具や衣装を運ぶのにバレエ団ならトラックを使う気がします。

行き帰りの2日借りて5万円くらいかなぁ。

 

⑧背景幕など

後ろの背景幕のレンタル、、、

ここら辺からもうなんだかわからないw

20万としておきましょう。

 

 

いれなかった費用

①ギャラ

日本ではダンサーにさすがに払われないでしょう。

払われたとしていてもそこにはチケットノルマという闇が見え隠れします・・・

 

②スタッフ

 スタッフのギャラって払っているのかな。。。

そもそも事務の人や舞台に出ない研修生やらをスタッフにしている気がします……

 

 

以上、こんな感じで纏めました!(何か気付いたたびに追記する予定です。)

では総額・・・246万円!あ、中途半端すぎる笑

およそ250万円でした! (実際はもっとかかってそうですねぇ。まぁ人件費ほぼゼロの計算なので・・・)